研究課題/領域番号 |
18K15048
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分48040:医化学関連
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研究機関 | 熊本大学 |
研究代表者 |
井形 朋香 熊本大学, 大学院生命科学研究部(医), 医学教育部研究員 (20755607)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 細胞老化 / 転写因子 / 代謝酵素 / エネルギー代謝 / エピゲノム |
研究成果の概要 |
個体の老化(aging)には、細胞の老化(cellular senescence)が深く関与することが近年の老化研究により示唆されている。個体における細胞老化はがん抑制として機能する一方で、老化細胞の蓄積は臓器や組織に慢性炎症を引き起こし、加齢性疾患を誘発する。そのため老化研究において、細胞老化を抑制する分子機構の解明は重要な課題となっている。本研究では、転写因子ZHX3による細胞老化抑制の分子機構を明らかにすることを目的とした。次世代シーケンス解析やノックアウトマウスの解析により、転写因子ZHX3が細胞老化に重要な役割を持つことを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
高齢化社会において加齢性疾患への対応は大きな課題である。細胞老化におけるエネルギー代謝変化は、特に2型糖尿病など代謝異常を伴う加齢性疾患と密接に関連することが予想される。老化に関わる新たな因子の発見とその分子機構の解明は、分子を標的とした新薬の開発につながる可能性があり、本研究は、国民の健康寿命の延伸と高齢者の医療費や介護負担の軽減に貢献できると期待する。
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