研究課題/領域番号 |
18K15054
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分48040:医化学関連
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研究機関 | 公益財団法人東京都医学総合研究所 |
研究代表者 |
高橋 剛 公益財団法人東京都医学総合研究所, 疾患制御研究分野, 研究員 (70802817)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | CRISPR/Cpf1 / CRISPR-Cas12a / 欠失変異 / ゲノム編集 / CRISPR-Cpf1 / Amplicon Sequencing / Lentiviral Library / Exon skipping / DMD / Amplicon sequence / ddPCR / iPS細胞 / デジタルPCR |
研究成果の概要 |
本研究は、CRISPR-Cas12a(Cpf1)を用いて同一染色体上の2ヶ所を切断することにより、高精度かつ高正確性をもつ欠失変異導入法を確立することを目的とした。代表者は、Cas12aでのダブルカットをアンプリコンシーケンスによって解析することで、2つのガイドRNAが欠失するフラグメントの内側に結合する配置の場合において、正確な欠失が生じる割合が高まる傾向があることを見出した。さらに、より簡便かつ定量的に欠失導入を検出するため、デジタルPCRによる解析系を樹立し、hHPRT1やジストロフィン遺伝子において導入された欠失を定量的に検出することに成功した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究によって、ゲノム編集ツールの一つであるCas12aを利用して、ヒトゲノムに正確な欠失を導入することが可能であることが示唆された。高精度なゲノムへの欠失導入は、正確な遺伝子機能を解析できるほか、筋ジストロフィー症の遺伝子治療法であるエキソンスキッピングにも応用が期待される。一方で、遺伝子治療へCas12の欠失導入を応用するには、さらなる精度向上や実験動物を利用した検証が必要と考えられる。
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