研究課題/領域番号 |
18K15072
|
研究種目 |
若手研究
|
配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分49010:病態医化学関連
|
研究機関 | 川崎医療福祉大学 |
研究代表者 |
永瀬 澄香 川崎医療福祉大学, 医療技術学部, 教授 (00189127)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
|
配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
|
キーワード | 新PAMでんぷん反応 / 有機リン中毒解毒剤PAM / 血糖測定への影響 / 臨床検査値影響要因 / アミラーゼ酵素実験 / 教材開発 / PAMでんぷん反応用途開発 / アミラーゼ実験への応用 / 食品中のでんぷん検出 / 食事、有酸素運動による臨床検査値の検討 / 連続血糖測定(CGM) / 舞茸摂取の影響 / 血糖測定 / 臨床検査値への影響 / PAMでんぷん反応の用途開発 / 糖質制限食による血糖変動 / きのこ食の効果 / PAMの新たな用途開発 / 解毒剤PAM / 有機リン中毒 / 新PAMデンプン反応 |
研究成果の概要 |
研究では有機リン中毒解毒剤であるプラリドキシムヨウ化メチル(PAM)を用いて新しいPAMでんぷん反応を確立させた。PAMの新しい自己血糖測定器(SMBG)の血糖値に及ぼす影響要因を明らかにした。新PAMでんぷん反応を用いた酵素アミラーゼ検出反応、グルコース検出反応へ応用など新たな活用法として教育教材開発を実施した。食品中に含まれるでんぷんを簡便に定性反応で検出できる新PAMでんぷん反応の用途開発を行った。さらに糖質制限食、有酸素運動による臨床検査値の測定を健常者に行い、糖尿病における運動や食事療法の有用性を検討した。これらの研究成果は国内学会や国際学会において発表し、医学雑誌に論文投稿した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
研究では糖質制限食における連続血糖測定(FGM)では食事による血糖上昇の緩和効果、有酸素運動における臨床検査値の変動要因を検討し、糖尿病における食事療法、運動療法の重要性、健康増進の啓発活動に役立つ成果が得られた。さらに、新しく開発したPAMデンプン反応は、でんぷん糖検出反応、酵素アミラーゼ反応等の教材開発に役立ち、食品、紙類等のでんぷん検出にも利用可能であった。従来のヨウ素デンプン反応に比較して、無色で環境にも優しく、利便性が高いと考える。今回、新PAMでんぷん反応のさまざまな用途開発を見出すことができ、教育教材開発、食品中でんぷん検出応用など今後社会的普及の可能性が期待できるであろう。
|