研究課題/領域番号 |
18K15089
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分49020:人体病理学関連
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研究機関 | 岩手医科大学 |
研究代表者 |
杉本 亮 岩手医科大学, 医学部, 助教 (30724869)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 胃癌 / マイクロサテライト不安定性 / 免疫組織化学染色 / MLH1 / PMS2 / MSH2 / MSH6 / 早期胃癌 / MSI |
研究成果の概要 |
PCRの結果とMMR関連タンパク質の発現の相関関係を調べた報告は少ない。MLH1発現低下は、MSI状態を予測する有用なマーカーである。MLH1の発現がMSIの状態を反映していないケースもあった。PMS2の発現低下はMLH1と関連していたが、PMS2の発現低下の頻度はMLH1よりも限定的であった。PMS2とMSH6の発現低下はMMR欠損の検出に役立つが、MSIを予測するためにはMLH1とMSH2/MSH6を評価することが望ましい。MMR遺伝子産物のIHCはEGCのMSI状態を判定するための遺伝子検査に代わるものではない。以上の結果は、2020年にDIGESTIONに掲載された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年マイクロサテライト不安定性(MSI)型癌に対して免疫チェックポイント阻害薬が保険収載され注目を集めている。MSIの検出にはPCR法、免疫染色(IHC)があるが両者の関係についての検討は十分なされていなかった。今回の結果から、MLH1発現低下は、MSI状態を予測する有用なマーカーであった。また、PMS2とMSH6の発現低下はMMR欠損の検出に役立つが、MSIを予測するためにはMLH1とMSH2/MSH6を評価することが望ましい。ミスマッチ修復(MMR)遺伝子産物のIHCは早期胃癌ののMSIを判定するための遺伝子検査に代わるものではない。以上は、2020年にDIGESTIONに掲載された。
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