研究課題/領域番号 |
18K15103
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分49020:人体病理学関連
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研究機関 | 東京医療保健大学 |
研究代表者 |
橋本 浩次 東京医療保健大学, 医療保健学部, 講師 (30731575)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 肺孤立性毛細血管腫 / 肺 / 毛細血管 / 血管腫 / 病理 / ERK 1+2 / 脈管 / 免疫組織化学 / miRNA / Erk 1+2 |
研究成果の概要 |
本研究では、胸部CTで肺の孤立性結節として無症候性に発見される肺孤立性毛細血管腫を術前に診断する目的で、術前新規バイオマーカーの探索が行われてきた。我々は、肺がんと肺の血管・血管内病変に注目し、肺における血管・血管内病変での病理診断学の重要性を明らかにした上で、肺孤立性毛細血管腫が血管内皮マーカーであるERG陽性であり、かつ、血管周皮マーカーであるmyosin1β陽性細胞を有していることを明らかにした。そして、免疫組織化学でERK 1+2が内皮に発現していることを見出した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、肺孤立性毛細血管腫の術前新規バイオマーカーの探索が行われてきた。肺孤立性毛細血管腫は胸部CTでスリガラス結節を呈するため、肺がんとの術前鑑別診断が困難である。本研究では術前新規バイオマーカーの同定は困難であったが、免疫組織化学的検索によってERK 1+2タンパクの高発現を見出した。この結果は、ERKのシグナル経路に異常がある可能性を示唆する結果であり、今後の肺孤立性毛細血管腫の病因解明とそれを用いたバイオマーカーの発見の礎となるものとなった。
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