研究課題/領域番号 |
18K15123
|
研究種目 |
若手研究
|
配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分49030:実験病理学関連
|
研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
三宅 浩太郎 大阪大学, 大学院医学系研究科, 助教 (80726787)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
|
キーワード | RNA / METTL14 / c-MET / c-MYC / m6A / RNA修飾 |
研究成果の概要 |
様々な癌種で変異ホットスポットとなるMETTL14 R298P変異に着目して研究を行った。CRISPR-Cas9を用いてこの変異をノックインした細胞株を作成してMeRIP-Seq解析を行ったところ、通常は5'-AC-3'であるm6A修飾モチーフが5'-AU-3'に変化していることを発見した。5'-AU-3'におけるm6A修飾はreader proteinに結合せず、それ自体は遺伝子発現に与える影響は小さいようであった。しかし異常モチーフがm6A修飾される際に周辺のモチーフが修飾されることによって遺伝子発現が調整されるということを発見した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
RNAのメチル化(m6A修飾は)は5'-(m6A)C-3'というモチーフに書き込まれており、幅広い遺伝子発現を制御するメカニズムである。今回の研究は①正しいモチーフにm6Aを書き込むためにはMETTL14 R298が重要であること ②正しくないモチーフに書き込まれたm6Aは機能を失うこと ③正しくないモチーフにm6Aが書き込まれる時に、周囲の正しいモチーフが副次的にm6A修飾されることによって遺伝子発現が調整されうること を明らかにした。
|