研究課題/領域番号 |
18K15128
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分49030:実験病理学関連
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研究機関 | 京都府立医科大学 |
研究代表者 |
春里 暁人 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (30434509)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | IL-36 / 食物アレルギー / 大腸がん / マイクロプラスチック / 2型サイトカイン / 2型サイトカイン / 腸内細菌 / 大腸 / 抗原提示細胞 / MDSC / Erdr-1 / 炎症性腸疾患 / 腸管バリア / 腸管樹状細胞 / サイトカイン / 腸炎 |
研究成果の概要 |
ex vivo及びin vivoでの解析により、Notch2依存性に誘導されるCD103+CD11b+樹状細胞がIL-36によるIL-23の誘導に必須である事を示した(PNAS2018)。食物アレルギーの病態にIL-36が関与することも世界で初めて報告した(Nutrients 2022)。また、出生後早期の腸内細菌叢が宿主の成体期の腸管免疫系に寄与することを示した。(Cancer Immunol Res 2019)。また、マイクロプラスチック発生メカニズムを再現し作製したマイクロプラスチックが腸管の抗原提示細胞及びT細胞の応答に及ぼす影響について解析し報告した(iScience 2023)。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
新規IL-1ファミリーに属するIL-36が腸管免疫機構で果たしている役割について、炎症・アレルギーといった側面からそのメカニズムを明らかに出来た点に大きな学術的な意義があった。研究期間後半に実施した研究は、コロナ禍の影響により進捗が大きく遅延した一方で、結果的には、腸内細菌、食品添加剤、マイクロプラスチックといった環境修飾因子と疾病について、社会的意義のある研究を報告できたと考えられる。
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