研究課題/領域番号 |
18K15138
|
研究種目 |
若手研究
|
配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分49040:寄生虫学関連
|
研究機関 | 愛媛大学 |
研究代表者 |
森田 将之 愛媛大学, プロテオサイエンスセンター, 講師 (60709632)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
|
キーワード | マラリア / 寄生虫 / ワクチン / LSA3 / 赤血球侵入 / 発症阻止 / イメージング / 熱帯熱マラリア原虫 / ワクチン候補 / デンスグラニュール |
研究成果の概要 |
マラリアワクチン候補タンパク質LSA3の遺伝子欠損によって赤血球期マラリア原虫の増殖率が低下した。さらに、赤血球侵入時のタイムラプスイメージングから、LSA3遺伝子欠損原虫は野生型原虫に比べて侵入に遅延が起こっていることが示唆された。また、内在性LSA3は赤血球侵入後期に分泌され侵入中メロゾイトの後部に局在していた。本研究課題によって、LSA3はマラリア原虫の赤血球侵入の完了に関わる分子である可能性が考えられた。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
マラリア原虫の赤血球侵入はワクチンや治療薬のターゲットとして精力的に研究が進められているが、その侵入メカニズムには未解明な部分が多い。マラリア原虫は赤血球侵入のために緻密に制御されたステップを踏んでいるが、その中でもLSA3は侵入後期に関わることが示唆された。今後、LSA3の機能解析を進めることでマラリア原虫の赤血球侵入の分子メカニズムの一端を明らかにでき、マラリアワクチン開発に貢献できると考える
|