研究課題/領域番号 |
18K15142
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分49050:細菌学関連
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研究機関 | 国立医薬品食品衛生研究所 (2020) 弘前大学 (2018-2019) |
研究代表者 |
廣瀬 昌平 国立医薬品食品衛生研究所, 衛生微生物部, 研究員 (20722218)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 黄色ブドウ球菌 / ブドウ球菌エンテロトキシン / コモンマーモセット / 下痢 / 嘔吐 / 迷走神経 / ヒスタミン / 肥満細胞 / 食中毒 / 腸管上皮 |
研究成果の概要 |
ブドウ球菌食中毒は嘔吐と下痢を引き起こす。嘔吐の原因毒素はブドウ球菌エンテロトキシンA(SEA)であることは知られているが、下痢の原因は未だ明らかにされていない。本研究ではコモンマーモセットを用いた実験により、SEAが嘔吐に加えて下痢を引き起こすことを明らかにした。嘔吐および下痢の最小発症毒素濃度には個体差が認められた。また、嘔吐と下痢の発現機構が深く関連しており、下痢単独では発現しないことが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ブドウ球菌食中毒は、黄色ブドウ球菌に汚染された食品中で産生されたブドウ球菌エンテロトキシン (SEs)を経口摂取することにより引き起こされる。黄色ブドウ球菌はヒトの鼻腔や皮膚の常在菌であるため、ブドウ球菌食中毒は衛生管理の整備された近年においても完全な防除は困難である。ブドウ球菌食中毒の主な症状は嘔吐と下痢である。これまで、嘔吐の原因毒素はSEsであることが明らかにされていたが、下痢の原因は明らかにされていなかった。本研究により嘔吐の原因毒素であるSEAが下痢誘導活性を有することが明らかとなった。
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