研究課題/領域番号 |
18K15164
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分49060:ウイルス学関連
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
小柳 直人 東京大学, 医科学研究所, 助教 (90738121)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | HSV / NK細胞 / 回避機構 / 障害回避 / 感染制御 / 免疫回避 / NKG2Dリガンド / 単純ヘルペスウイルス |
研究成果の概要 |
NK細胞によるHSV感染細胞障害からの回避を司るHSVタンパク質を複数同定した。その中の一つのHSV因子について回避機構を解析した。その結果、このHSV因子はNK細胞の活性化に関わる細胞表面分子の発現制御に関与することが示唆された。よってHSVはNK細胞による感染細胞傷害を回避する機構を獲得していることが明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
HSVが潜伏感染から何度も病態を引き起こす原因として、高度な宿主免疫回避機構を獲得していることが考えられる。本研究成果はHSVによるNK細胞による障害回避機構の一端を明らかにした点で、学術的に高い意義を有していると考えられる。また、HSVによる宿主免疫回避機構を明らかにすることはHSVの宿主免疫回避機構を解除し、宿主免疫反応をより強力に惹起できるワクチンのプラットフォームの構築に繋がることが期待される。
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