研究課題/領域番号 |
18K15169
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分49060:ウイルス学関連
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
上田 優輝 岡山大学, 医歯薬学総合研究科, 助教 (90756074)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | B型肝炎ウイルス(HBV) / Li23/NTCP細胞 / サブクローニング / A8.15.78.10細胞 / HepG2/NTCP細胞 / cGAS,STING経路 / 薬剤感受性 / B型肝炎ウイルス / Cyclosporin A / Rosiglitazone / Li23 / NTCP / Subcloning / HBV/secNL repoter assay / HBV / サブクローン化細胞株 / 新規宿主因子 / 新規抗HBV剤候補 |
研究成果の概要 |
HBVの基礎研究では肝がん細胞株由来のHepG2/NTCP細胞株が世界的に汎用されている。我々はHepG2とは遺伝子プロファイルが大きく異なる肝がん細胞株由来のLi23/NTCP細胞にHBV感受性を新たに見出しいたが、その感受性はHepG2/NTCP細胞の1/100以下であった。今回の研究において、我々はLi23/NTCP細胞を限界希釈法によるサブクローニングを繰り返すことによってHepG2/NTCPと同等のHBV感受性を示すA8.15.78.10細胞の樹立に成功した。これらの細胞株を用いて、我々は抗HBV剤の正当な評価には異なるタイプの細胞株を用いたHBVアッセイ系が必要であることを示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまでのHBVの基礎研究においてはHepG2/NTCP細胞という1種類の細胞株のみを用いた研究が大半である。我々は本研究において、抗HBV剤の正当な評価には異なる細胞株を用いたHBVアッセイ系を使用することが必要であることを示した。複数のHBVアッセイ系を用いた評価がを行うことで、抗HBV活性の評価結果の信頼性が上がり、臨床応用に向けた研究の効率化が期待できる。
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