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ヒト内在性ボルナウイルスのイグザプテーションにより獲得した新規機能に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 18K15172
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分49060:ウイルス学関連
研究機関麻布大学

研究代表者

藤野 寛  麻布大学, 獣医学部, 講師 (40712617)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2020-03-31
研究課題ステータス 完了 (2019年度)
配分額 *注記
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2019年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
キーワードウイルス / ボルナウイルス / 内在性ウイルス / ボルナ病ウイルス / 内在性ボルナウイルス / 非レトロウイルス性内在性ウイルス
研究成果の概要

ボルナウイルス属のN遺伝子がゲノムに内在化した配列である内在性ボルナウイルス様N因子(EBLN: Endogenous Bornavirus-like N element)はヒトを含む多くの動物ゲノムで発見されている。ボルナウイルスは宿主のゲノムに入り込む内在化を必要としないウイルスであるにも関わらず、多くの動物に内在化していることから、申請者はEBLNには宿主に寄与する何らかの機能があるのではないかと考え、研究を行った。結果として本研究により、hsEBLN-2の発現に関わると考えられるプロモーター領域を決定し、タンパク質の機能としては細胞の生存に関わる可能性を示した。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究では、ヒトに内在化したボルナウイルスの一つである、hsEBLN-2の機能解析を行った。結果として、hsEBLN-2の発現に関わるプロモーター領域を決定し、hsEBLN-2の減少により細胞の活性が減少することやhsEBLN-2を強制発現させた細胞では過酸化水素による細胞傷害性に抵抗を示すことが明らかとなった。本研究により、hsEBLN-2が細胞内で機能していることが示唆された。非レトロウイルス性内在性ウイルスが宿主配列と融合することによって機能を獲得する可能性を示したことで、これまで知られていなかった新たなウイルス-宿主の相互作用を示すことが出来た。

報告書

(3件)
  • 2019 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2018 実施状況報告書

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公開日: 2018-04-23   更新日: 2021-02-19  

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