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老化細胞マーカーp16INK4aによる腸管免疫および腸内フローラの老化機構の解明

研究課題

研究課題/領域番号 18K15188
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分49070:免疫学関連
研究機関大阪大学

研究代表者

河本 新平  大阪大学, 微生物病研究所, 助教 (40612081)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2020-03-31
研究課題ステータス 完了 (2019年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
キーワード細胞老化 / 腸内フローラ / 免疫グロブリンA / 老化細胞 / p16INK4a / パイエル板 / IgA
研究成果の概要

我々の腸管内腔には莫大な数と種類の細菌によって構成される腸内フローラが形成されている。以前より、加齢に伴って腸内フローラのバランスに乱れが生じることが知られていたものの、その発生機序は明らかとなっていなかった。本研究により、加齢に伴いT細胞もしくはB細胞においてp16INK4aの発現が増加することにより、パイエル板の免疫グロブリンAの産生機構に変化が生じ、腸内フローラのバランスの乱れにつながることが明らかとなった。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究を通して、加齢に伴う腸内フローラのバランスの乱れの原因が、T細胞およびB細胞の老化に伴う免疫グロブリンAの機能変化であることが示唆された。今まで明らかとなっていなかった加齢に伴う腸内フローラの破綻機構の一端が明らかになったともに、加齢に伴う腸内フローラの破綻の予防もしくは回復を人為的に行える可能性が示された。従って、本研究は、腸内フローラの破綻が影響していることが知られる加齢性疾患の新たな予防法や治療法の開発につながることが期待される。

報告書

(3件)
  • 2019 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2018 実施状況報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2020 2019

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (2件) (うち招待講演 1件)

  • [雑誌論文] A BET family protein degrader provokes senolysis by targeting NHEJ and autophagy in senescent cells.2020

    • 著者名/発表者名
      Wakita M, Takahashi A, Sano O, Loo TM, Imai Y, Narukawa M, Iwata H, Matsudaira T, Kawamoto S, Ohtani N, Yoshimori T, Hara E.
    • 雑誌名

      Nat Commun

      巻: 1935 号: 1 ページ: 1935-1935

    • DOI

      10.1038/s41467-020-15719-6

    • 関連する報告書
      2019 実績報告書
    • 査読あり / オープンアクセス
  • [学会発表] 皮膚腫瘍の悪性化に関わる皮膚細菌の単離同定2020

    • 著者名/発表者名
      植村憲、河本新平、脇田将裕、原英二
    • 学会等名
      第93回 日本細菌学会総会
    • 関連する報告書
      2019 実績報告書
  • [学会発表] 腸内細菌による細胞老化を介した発がん促進機構2019

    • 著者名/発表者名
      河本新平
    • 学会等名
      第47回日本臨床免疫学会総会
    • 関連する報告書
      2019 実績報告書
    • 招待講演

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公開日: 2018-04-23   更新日: 2021-02-19  

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