研究課題/領域番号 |
18K15191
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分49070:免疫学関連
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研究機関 | 徳島大学 |
研究代表者 |
石舟 智恵子 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(医学域), 助教 (80632645)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | Notchシグナル / 腸管上皮間リンパ球 / 成熟 / Nochシグナル / TCRレパトア |
研究成果の概要 |
TCRγδ型CD8ααIELの成熟を制御する分子を明らかにするために、TCRγδ型CD8ααIELのDNAマイクロアレイ・プロテオーム解析を行い、種々の機能性分子関連の遺伝子発現の変化を認めた。また、TCRγδ型CD8ααIELのシングルセルRNAシークエンス解析を行った結果、分子Aの発現が高いクラスターがRbpj-8KOで出現した。TCRγδ型CD8ααIELはThy1.2と分子Aを用いて3つのIELサブセットに細分され、Rbpj-8KOでは活性化・増殖能が高いサブセットが増加した。よって、NotchシグナルはTCRγδ型CD8ααIELの多様性や活性化を調節している可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
TCRγδ型CD8ααIELsは腸管の恒常性や、腸炎の抑制に重要な上皮間リンパ球の一種でり、これまで、種々の分子がTCRγδ型CD8ααIELsの分化調節に関連している報告はいくつかなされているが、TCRγδ型CD8ααIELsの成熟や活性化状態を調節する分子機構については、ほとんど明らかではなかった。本研究はNotchシグナルが、TCRγδ型CD8ααIELsの多様性や活性化状態を制御していることを示唆する知見を見出したことから、今後の解析により腸炎の病態制御に重要な手掛かりとなる可能性がある。
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