研究課題/領域番号 |
18K15203
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分50010:腫瘍生物学関連
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
茂木 洋晃 北海道大学, 大学病院, 助教 (40748844)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | glioma / chemotaxis / ケモタキシス / 悪性グリオーマ / ケモカイン / 遊走 / 浸潤 / CXCR4 / glioblastoma / 悪性神経膠腫 / 悪性脳腫瘍 / 膠芽腫細胞 |
研究成果の概要 |
膠芽腫治療は手術や放射線治療といった局所治療と抗がん剤投与による全身治療で行われているが治療成績の目立った進歩はない。新たな治療コンセプトとして、ケモタキシスを応用して意図した部位へ誘導し、より濃厚な局所治療へ暴露させる“ 誘殺療法”のコンセプトの可能性に着目し、研究を開始した。グリオーマ細胞株にて一定のケモカインレセプターが発現していることを確認し、そのリガンド(ケモカインX)によって細胞遊走が刺激されることを確認した。以上により、誘殺療法のコンセプトの根管をなすグリオーマの細胞誘導が可能であることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究成果により、新たな治療コンセプトである“誘殺療法“の可能性が示唆された。同部実験によっても細胞移動が確認された場合、誘導部位へ濃厚な治療を加える事で、腫瘍縮小や予後延長効果などが期待できる。脳実質内へケモカインXを注入する際の基材の研究を行う事で、より効率的なケモカインの留置が可能となり、実際の治療へ応用できた場合、他の癌腫への応用も期待できる。
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