研究課題/領域番号 |
18K15209
|
研究種目 |
若手研究
|
配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分50010:腫瘍生物学関連
|
研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
田中 宏樹 京都大学, 医学研究科, 特定助教 (20725452)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
|
キーワード | 間葉系幹細胞 / T細胞 / CML(幹)細胞 / Rap1 / Sipa1 / ケモタキシス / がん微小環境 |
研究成果の概要 |
我々が独自に作成したsipa1遺伝子破壊マウスが慢性骨髄性白血病を拒絶することを見出した。さらに、そのメカニズムとしてSipa1遺伝子破壊マウスの腫瘍内の骨髄間葉系細胞と免疫細胞であるT細胞は活性化しており、増殖因子やケモカインに対する反応性が亢進していることを見出した。このように、Sipa1欠失により腫瘍局所の間葉系幹細胞とT細胞が共同して癌の排除に関与していることを明らかにした。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
我々が明らかにした慢性骨髄性白血病を排除する機構を利用した新規創薬開発の可能性を見出した。それは、これまでの既存の薬剤とは異なる作用起点であることから、既存薬との併用により、より効率的にがんを制御できる可能性がある。
|