研究課題/領域番号 |
18K15227
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分50010:腫瘍生物学関連
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研究機関 | 公益財団法人がん研究会 |
研究代表者 |
芳野 聖子 公益財団法人がん研究会, がん研究所 発がん研究部, 研究員 (40793617)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | Trib1 / Hoxa9 / C/EBPα / ChIP-seq / 白血病 |
研究成果の概要 |
急性骨髄性白血病(AML)の発症と進展において、ホメオボックス遺伝子Hoxa9とCCAAT/enhancer-binding protein-α (C/EBPα)は重要な転写因子であるが、Pseudokinase Trib1はその双方の機能を修飾することで更なる悪性化をもたらす。本研究では、Trib1がC/EBPα p42の分解を介して、Hoxa9のDNA結合領域やスーパーエンハンサーを改変することを見出した。また、Trib1/Hoxa9の標的遺伝子としてErgを同定し、BRD4阻害剤JQ1は、in vitro及びin vivoの両方でTrib1/Erg依存的に増殖抑制することを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
Trib1は、野生型の骨髄幹/前駆細胞での過剰発現だけで細胞の不死化とin vivoでの白血病誘導能を示す数少ない白血病原因遺伝子である。本研究は、Trib1を軸として、これまで繋がりが見えなかったHoxa9とC/EBPαのクロストークを明らかにした。さらに、本研究で同定した、Trib1/Hoxa9標的遺伝子が、新たな治療標的やバイオマーカーの発見に結びつくことが期待できる。
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