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In vtro/in vivoスクリーニングによるVEGFA転写抑制分子の探索

研究課題

研究課題/領域番号 18K15236
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分50010:腫瘍生物学関連
研究機関東京医科歯科大学

研究代表者

村松 智輝  東京医科歯科大学, 難治疾患研究所, 助教 (90732553)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2020-03-31
研究課題ステータス 完了 (2019年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
キーワードVEGFA / 血管新生 / がん転移 / ニワトリ胚 / VEGAF / ライブラリースクリーニング / 化合物スクリーニング / ハイスループットスクリーニング
研究成果の概要

400種類の化合物を搭載したライブラリーを用いて、VEGFAの発現を抑制する候補化合物を複数同定した。候補化合物のほとんどは同一のシグナルを抑制する機能を持ち、現在までにVEGFAの転写を抑制する報告はほとんどない。候補化合物は、VEGFAの発現を減少させ、血管内皮細胞の管腔形成を抑制した。さらに、ニワトリ胚を用いた血管新生アッセイにおいても候補化合物処理により、血管新生を阻害した。さらに、遺伝子発現アレイ解析により、候補化合物の作用点の同定を行った。現在、詳細な分子メカニズムの解析を行っているが、同定した候補化合物は、がん治療における新規血管新生阻害剤の可能性を持つと考えられる。

研究成果の学術的意義や社会的意義

がん治療における血管新生阻害治療は、既に臨床応用されており、着実に成果を上げているが、薬剤耐性の獲得、副作用、患者の層別化など多くの課題が残っている。上記課題を克服するためには、血管新生阻害剤の種類を増やすこと、詳細な血管新生機構を理解することが重要である。本研究では、血管新生に重要な遺伝子であるVEGFAの転写発現を抑制する新規血管新生阻害剤の同定を行った。本研究の成果は、新規VEGFA転写抑制化合物を見出し、血管新生阻害効果を明らかにしたことである。今後、化合物処理による分子メカニズムを明らかにすることで、血管新生における新規知見の発見、最終的には治療薬開発に貢献できると考えられる。

報告書

(3件)
  • 2019 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2018 実施状況報告書

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公開日: 2018-04-23   更新日: 2021-02-19  

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