研究課題/領域番号 |
18K15239
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分50010:腫瘍生物学関連
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研究機関 | 滋賀医科大学 |
研究代表者 |
飯田 洋也 滋賀医科大学, 医学部, 准教授 (30733901)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | Proinsulin産生骨髄由来細胞 / 肝細胞癌 / NASH / メタボリックシンドローム / 非B非C型肝がん |
研究成果の概要 |
2014年4月から2018年12月までに初回切除を行った肝細胞癌のうち、NASH由来肝癌34例を 用いた。腫瘍部位の免疫染色にてProinsulin産生骨髄由来細胞(PI-BMDCs) positive群(n=19)とnegative群(n=15)の、臨床病理学的因子を比較検討した。年齢、糖尿、腫瘍進行度、腫瘍マーカーは同等であった(p=0.358)。無再発生存期間は、positive群17.9ヶ月に対し、negative群7.9ヶ月と有意に positive群で良好であった(p=0.034)。生存率は、positive群で良好な傾向であったが、有意差は認めなかった(p=0.07)。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
肝炎ウイルス患者の減少により、ウイルス由来肝癌は減少している。逆に非アルコール性脂肪肝炎 (NASH) 由来の肝癌は増加している。Proinsulin産生骨髄由来細胞(PI-BMDCs)は、糖尿病患者において肝細胞に発現し、炎症性サイトカインを放出することを我々のグループは見出した。今回、PI-BMDCsの発現がNASH肝癌の予後に与える影響を検討し、PI-BMDCsは、 NASH由来肝癌の予後を予測する新たなバイオマーカーとなる可能性が示唆された。
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