研究課題/領域番号 |
18K15278
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分50020:腫瘍診断および治療学関連
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
河合 洋平 京都大学, iPS細胞研究所, 特定研究員 (90623364)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | iPSC / T cell / immunotherapy / helper T cell / iPS細胞 / 免疫療法 / T細胞 / フィーダーフリー / 他家移植 / 棚卸 / 免疫細胞療法 / ヘルパーT細胞 / 細胞傷害性T細胞 / 再分化 |
研究成果の概要 |
本研究では人工多能性幹細胞(iPSC: induced pluripotent stem cell)から細胞傷害性T細胞(CTL: cytotoxic T lymphocyte)を作製する分化培養法と作製したCTLを高効率に増幅する拡大培養法をいずれも完全フィーダーフリー条件で実現した。 具体的な改良点の一例として、T細胞分化培養においてはIL-7+IL-21のサイトカイン添加が有効であり、拡大培養においてはIL-7+IL-15+IL-12+IL-18のサイトカイン添加が有効であることを見出した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年腫瘍や慢性難治感染症の治療法として注目を集めているT細胞免疫療法では輸注T細胞を疲弊させることなく大量に調製する事が必須条件となっている。本研究では高増殖性形質をiPSC由来T細胞に付与させることにより、分化と拡大培養を組み合わせて1ディッシュのiPSCから10^15個以上のT細胞作製を可能にした。この成果により既製品T細胞を患者に他家移植する画期的な棚卸式免疫療法が可能になると期待される
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