研究課題/領域番号 |
18K15284
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分50020:腫瘍診断および治療学関連
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研究機関 | 福島県立医科大学 |
研究代表者 |
井上 卓哉 福島県立医科大学, 医学部, 客員研究員 (00791477)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 肺癌 / 生体揮発性有機化合物 (VOC) / ガスクロマトグラフ質量分析計(GCMS) / トータルイオンクロマトグラフ(TIC) / 選択イオン検出(SIM) / 腫瘍診断 |
研究成果の概要 |
本研究で我々はにおい(病臭)を特徴づける癌に特異的な生体VOCを探索するためにシリカモノリス構造を有する気化成分捕集剤(MonoTrap)とガスクロマトグラフ質量分析技術(GCMS)を組み合わせた手法を開発した。原発性肺癌患者11名と健常者12名の皮膚および呼気ガスサンプルを解析した結果、肺癌患者に有意に多く検出される成分として皮膚ガス内の3成分(Pyridine, 2-methyl, Acetophenone, 1-Tetradecanol Hexadecane)と呼気ガス内の2成分(Limonen, Acetamide)を同定した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究ではにおい(病臭)を特徴づける癌に特異的な化合物(生体VOC)を検出できるか探索した。今回シリカモノリス構造を有する気化成分捕集剤(MonoTrap)とガスクロマトグラフ質量分析技術(GCMS)を組み合わせた手法を開発し、肺癌患者の呼気および皮膚から気化成分を効率よく採取・分析することが可能であった。また原発性肺癌患者において特徴的な気化成分の候補分子を同定できた。本研究の最終目的である『においで癌を診断する』ことが可能になれば、本邦でがん死亡の第一位を占める原発性肺癌に対して、においによるスクリーニングを行い早期診断、早期治療につなげられる可能性があり極めて重要な研究と考えられる。
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