研究課題/領域番号 |
18K15285
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分50020:腫瘍診断および治療学関連
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研究機関 | 名古屋市立大学 |
研究代表者 |
眞鍋 良彦 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 研究員 (00769838)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 免疫賦活化放射線治療 / 放射線増感剤 / 抗腫瘍免疫 / 放射線増感効果 / 免疫治療 / 放射線治療 |
研究成果の概要 |
AAT-008という薬剤は痛み止めとして使用できる薬物であるが、がん細胞に対する免疫効果を活性化させることがわかっていた。放射線治療にも免疫を活性化させることが知られていることから、このAAT-008と放射線治療と共に使用することで腫瘍(マウス大腸がん細胞)に対する免疫効果を高め、放射線治療効果を増強するという仮説を立て実験したところ実際に放射線増感作用があった。その作用機序として、腫瘍を攻撃する細胞の活性化や免疫を抑制する細胞を抑制することが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
放射線治療には放射線そのものによる腫瘍へのダメージと、抗腫瘍免疫活性化による効果が期待される。AAT-008は放射線治療と併用することで抗腫瘍免疫をさらに活性化させることが示唆された。この薬剤は人体への投与を前提に作成されているため実臨床応用しやすい利点がある。現在臨床で使用されている化学療法・分子標的薬・免疫チェックポイント阻害薬に加えて、新たな選択肢となる可能性がある。
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