研究課題/領域番号 |
18K15316
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分50020:腫瘍診断および治療学関連
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研究機関 | 滋賀医科大学 |
研究代表者 |
冨田 香 滋賀医科大学, 医学部, 助教 (00584400)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2018年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | 化学療法 / ウェアラブル活動量計 / スマートホン / 活動量 / 総歩数 / 活動消費 / 抗がん剤 / フレイル / 睡眠時間 / 歩数 / ウェアラブルデバイス / 活動量計 / 抗がん薬 / QOL評価 / がん / 副作用 / 身体活動量 |
研究成果の概要 |
手術を受ける入院患者にウェアラブル活動量計を装着して術後の活動量と合併症の関連を検討したところ、合併症発生患者で活動量の回復が有意に遅延することが確認された。外来化学療法患者でもウェアラブル活動量計装着してデータを外来通院に合わせて収集することが可能であった。将来的には、スマートホンなどを介したインターネットを利用したCloudでのデータ共有が可能性があると考えられた。 外来化学療法を実施された患者で、化学療法開始前と比較してサイクル数が重なるにつれて、化学療法継続中に減量や中止が必要とされる副作用などは認められないにも関わらず、活動量(総歩数と活動消費)が減少することが確認された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
外来化学療法を実施された患者で、活動量を計測することが可能であった。化学療法開始前と比較してサイクル数が重なるにつれて活動量(総歩数と活動消費(kcal))が減少することが確認された。化学療法を継続中に減量や中止が必要とされる副作用などは認められていないにも関わらず、活動量が減少していたことが確認されことは、活動量の低下をモニターし続けることによって、化学療法を減量や中止する必要がある状態まで患者の状態が悪化していることを事前に察知できる可能性が示唆された。将来的には、スマートホンなどを介したインターネットを利用したデータ共有によりリアルタイムの患者状態の把握が対応が可能となると考えられる。
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