研究課題/領域番号 |
18K15338
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分51010:基盤脳科学関連
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研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
大良 宏樹 東京工業大学, 情報理工学院, 助教 (80612069)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 遂行エラー |
研究実績の概要 |
ブレイン・マシン・インターフェイス(BMI)を用いてエラー行動を予知し、注意を促す刺激を事前に提示することができれば、ヒューマンエラーに起因する様々な事故を防ぐことができる。しかし、注意を促す刺激に反応してエラー行動を起こさないようにするためには、エラー行動にどのくらい先行して注意を促す刺激 を提示する必要があるかが分かっていなかった。そこで本研究では申請者が発見したエラー行動に関与する脳活動を検出する手法(Ora et al., 2015, Scientific Reports)を活用することによって、エラー行動を事前に予知し、エラー行動を予防する手法を開発する。これによって、認知神経科学の分野では実行制御系についての知見、さらにはヒューマンエラーに起因する深刻な事故を未然に防止する技術への展開が期待される。 本年度は昨年度に続き、エラー行動およびその予防手法を多角的に評価するため、そして新型コロナウィルス感染対策をしつつ研究を進めるため、ヘッドマウントディスプレイ(HMD)を使用したバーチャルリアリティ(VR)を使用した行動タスクの開発に向けた検討を更に進めた。その結果、前年度に引き続き行動タスクの開発に必要な知見が得られた。今後も引き続きこれらの知見をもとにエラー行動を引き起こし、脳活動等からエラーを予防する手法の開発を行っていく。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
新型コロナウィルス感染対策の為、脳波計測実験を延期しているため。
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今後の研究の推進方策 |
エラー行動およびその予防手法を多角的に評価するため、ヘッドマウントディスプレイを使用したバーチャルリアリティを使用した行動タスクの開発に向けてさ らなる検討を行った結果、行動タスクの開発に必要な知見が更に蓄積された。次年度では、引き続き予防手法の開発及び評価を行うとともに、対象となる行動タスクの拡張等を行い、エラーを予防する手法の開発を行っていく。
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