研究課題/領域番号 |
18K15347
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分51020:認知脳科学関連
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
江川 斉宏 京都大学, 医学研究科, 助教 (20534340)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 認知症 / 睡眠 / レビー小体病 / アルツハイマー病 / パーキンソン病 / αシヌクレイン / REM睡眠 / タンパク蓄積 / レビー小体型認知症 / REM睡眠行動異常 / 睡眠障害 / REM / RBD / タンパク凝集 |
研究成果の概要 |
レビー小体型認知症(DLB)は、国内の高齢者認知症の中の20%を占め、アルツハイマー病に次ぐ第2の認知症である。病理学的には、αシヌクレインというタンパク質が神経細胞内にレビー小体とよばれる凝集体を形成している。しかし、これらの凝集を抑制する治療法、予防法はなく、疾患モデルマウスは存在しない。DLBが発症する前駆症状としてREM睡眠行動異常(RBD)が先行して起こることがわかってきた。研究代表者は、人工的にαシヌクレインが蓄積するマウスを作成し睡眠モニタリングシステムを構築した。今後、レビー小体凝集と睡眠の関係性を明らかにし、治療、予防法に結びつく研究を実施する。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
超高齢化社会で増加傾向であるパーキンソン病、レビー小体型認知症の予防と治療法の開発を目指すべく、病態を反映するモデルマウスとそれを解析する新たなシステムを構築した。今後、これらを応用した認知症への新規予防、治療法につながることが期待される。
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