研究課題/領域番号 |
18K15389
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分52010:内科学一般関連
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
山口 崇 神戸大学, 医学部附属病院, 特命教授 (10725394)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 呼吸困難 / 死前喘鳴 / がん / オピオイド / ベンゾジアゼピン / コルチコステロイド / 酸素療法 / 緩和ケア / 緩和治療 / ステロイド / 酸素 |
研究成果の概要 |
全国の緩和医療専門医に対して、がん患者の呼吸困難の症状緩和治療に関する質問紙を用いた調査研究を行い、国内の緩和医療専門医のがん呼吸困難に対する症状緩和治療としてオピオイド・ベンゾジアゼピン・ステロイド・酸素療法、並びに死前喘鳴に対する各種症状緩和治療に関する日常臨床での考え方を明らかにした。 また、全国12施設における緩和ケア専門サービス介入中のがん患者の呼吸困難に対する症状緩和のためのオピオイド治療に関するレジストリ研究を行い、402例の集積データを用いて、オピオイド開始72時間後までに80%以上の症例で呼吸困難が有意に改善することなどを示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
国内の緩和ケア専門家のがん患者の呼吸困難に対する各種症状緩和治療に関する認識を明らかにし、今後の観察研究ならびに介入研究を計画していくにあたっての基礎的なデータを得ることができた。また、がん患者の呼吸困難に対するオピオイド治療の観察研究により得られた結果から、通常診療におけるオピオイド治療の効果・有害事象の実態を明らかにでき、臨床現場で治療の意義や安全性に関して患者・家族に正確な情報提供を行うことにつながると考えられる。
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