研究課題/領域番号 |
18K15390
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分52010:内科学一般関連
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
水田 駿平 神戸大学, 保健学研究科, 研究員 (10782138)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 微小残存病変 / 遺伝子検査 / 造血器腫瘍 / ゲノム解析 / IL3/IGH / 遺伝子異常の検出 / 白血病 / 治療効果判定 |
研究成果の概要 |
白血病は遺伝子異常の種類や治療効果の程度により病勢を判断されるが、その遺伝子異常の種類は豊富に存在し、また異常の検査方法は標準化されていない。白血病患者に最適な医療を提供するためには個々の患者に応じて最適な手法を用いた遺伝子検査が実施される必要がある。そこで一般病院においても遺伝子検査を実施可能とするために、検出感度と実現可能性に主眼をおいて研究を実施した。本研究で提案された検査法の導入によりテーラーメイド医療の実施に貢献することが期待される。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
遺伝子異常は基本的にはgenomic DNAを用いられるが、キメラ遺伝子はRNAを用いて解析されることが一般的である。本研究では種々の造血器腫瘍においてgenomic DNA, RNAの両者を測定することで、上記の一般論が必ずしも適切ではなく、疾患に応じてより有用な方法を選択する重要性を示した。また、これまで遺伝子異常に基づいた治療後の検査が為されることがなかったIGH/IL3転座を伴う白血病の新規検査法を報告した。本研究内では一般病院でも実施可能であるかを重視して新規検査法を開発しており、将来的には遺伝子異常に基づいた診療を普及させる可能性がある。
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