研究課題
若手研究
2018年2月~2022年1月に68例中32例が登録され、そのうち24例がプログラムを完遂した。主要評価項目であるHAMD17の総合得点はプログラム終了後に有意に改善し、効果量も大きかった(Hedge’s g =1.95)。うつ病の寛解割合は62.5%(20/32人)であり、事前に設定した閾値寛解割合である30%を上回ったため、BAが有用であると判断した。VQ-OとRPI Reward Skillを除くすべての副次的評価項目は、プログラム終了後に有意に改善した。研究期間中、2人の患者が精神症状の増悪で脱落した。その2人は事前のHAMD17がそれぞれ24点、31点と重症のうつ病であった。
本研究成果により、行動活性化療法は、がん患者の抑うつ状態を改善するだけでなく、患者ががんの経過と上手に向き合い、自分の価値観に基づいてより充実した人生を送るための幅広いサポートになる可能性がある。このことは、BAが心理療法を補完し、がん患者の包括的な支援方法として機能する可能性を示唆している。
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