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急性骨髄性白血病の酸化ストレス経路の分子機構の解明と新規治療法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 18K15411
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分52010:内科学一般関連
研究機関群馬大学

研究代表者

後藤 七海  群馬大学, 大学院保健学研究科, 助教 (80782482)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2022-03-31
研究課題ステータス 完了 (2021年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
キーワード急性骨髄性白血病 / 酸化ストレス / DNA修復 / APE1
研究成果の概要

酸化ストレスと関係の深いDNA修復経路のひとつである、塩基除去修復に着目し、急性骨髄性白血病(AML)の病態との関係について研究を実施した。塩基除去修復遺伝子はいずれもAML患者骨髄で高発現であり、中でも、APE1が著明に高発現であった。そこで、APE1のknockdownおよびknockout株を作製した。APE1の発現を抑制すると、AML細胞の増殖は有意に減少した。特にknockout株での増殖抑制は顕著であり、APE1がAML細胞の増殖に必要であることが示唆された。従って、APE1高発現がAML細胞の生存に有利に働くことにより、AMLの悪性化に寄与している可能性が考えられる。

研究成果の学術的意義や社会的意義

AMLにおけるAPE1 knockout株の樹立は、我々が知る限りでは未だ報告がない。このため、AMLの病態、特に難治化に対するAPE1の機能的意義について新たな知見が得られると期待される。また、APE1 knockoutによりAML細胞の増殖が著しく抑制されることから、AMLの増殖・生存において、APE1が必要であることがわかった。これらの知見をさらに発展させることにより、APE1という新たな分子を標的としたAMLの治療戦略に結び付けられると考える。

報告書

(5件)
  • 2021 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実施状況報告書

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公開日: 2018-04-23   更新日: 2023-01-30  

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