研究課題/領域番号 |
18K15422
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分52010:内科学一般関連
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研究機関 | 熊本大学 |
研究代表者 |
梶原 伸宏 熊本大学, 病院, 病院教員 (80814756)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2021年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | ミトコンドリア由来活性酸素種 / 低血糖 / 糖尿病網膜症 / 脂肪酸酸化 / 網膜血管内皮細胞 / 血管透過性 / ミトコンドリア / 酸化ストレス |
研究成果の概要 |
低血糖誘導性の糖尿病網膜症 (DR) の背景にある機序として、低血糖時のミトコンドリア由来活性酸素 (mtROS) 産生による血液網膜関門 (Blood-Retinal Barrier: BRB) の破綻が関連しているという仮説を立てた。そこで、低血糖がmtROS産生を増悪させ、BRB破綻を誘導するか否かを本研究の目的とした。糖尿病モデルマウス網膜において、反復する低血糖刺激は、酸化ストレスや血管透過性因子の発現、アルブミン漏出を増加させ、これらは血管内皮細胞特異的にMnSOD (mtROS特異的除去酵素) を発現させたトランスジェニックマウスで抑制された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
低血糖時の網膜血管内皮細胞において脂肪酸酸化亢進を介してmtROS産生が増加すること、また低血糖由来mtROSがBRB破綻の一因になることを世界で初めて示した。低血糖時の脂肪酸酸化亢進の抑制は、低血糖による糖尿病網膜症発症・進展における新たな治療標的となりうると考えられた。
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