研究課題/領域番号 |
18K15424
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分52010:内科学一般関連
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研究機関 | 鹿児島大学 |
研究代表者 |
竹之内 和則 鹿児島大学, 医歯学域医学系, 助教 (30646758)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | VEGF / 3次リンパ節 / 2次リンパ節 / 免疫減弱 / 胚中心 / 血管内皮増殖因子 / 高内皮細静脈 / HEV / 免疫抑制 / 過剰発現マウス / 血管内皮増殖因子 VEGF / 高内皮細静脈 HEV / 免疫抑制・減弱 / がん免疫 / 2次リンパ組織 / 3次リンパ組織 |
研究成果の概要 |
リンパ節内のHEVが免疫細胞に対する機能を保持しているか、細胞接着因子の発現について調べた。リンパ節内のHEVにはMECA-79によるPeripheral node Adressin (PNAd)の発現を認めた。ICAM-1、GlyCAM-1についても増殖したHEV上に発現を認め、機能的な役割を担っていることが示唆された。HEVがなぜ増生するかについてリンパ節のホモジネート、組織染色によりLTの検出を試みたがコントロール群とは有意な差を認めなかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
VEGFは主として血管増殖を司るが、我々の研究において、VEGFは2次リンパ組織内でのHEV形成やリンパ濾胞の構造変化をきたすので免疫系にも深く関わる分子であると考えられる。 また、3次リンパ組織はがん免疫・自己免疫疾患・遷延性の腎臓病のような慢性的な免疫異常との関連が示唆されている。3次リンパ節内と2次リンパ節内のHEV発生・増殖過程は類似していることが知られており、in vivo モデルにおいてその後の免疫応答などを詳細に分析することで、様々な疾患の基礎となる現象を理解することが本研究の意義である。ひいては難治性慢性炎症の治療の一助になると考えられる。
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