研究課題/領域番号 |
18K15426
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分52010:内科学一般関連
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研究機関 | 岩手医科大学 |
研究代表者 |
及川 公樹 岩手医科大学, 医学部, 研究員 (20805337)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | 頚動脈プラーク / 頸部内頚動脈狭窄症 / 頚動脈内膜剥離術 / SMI / 造影超音波検査 / 頚部内頚動脈狭窄症 / superb-vascular imaging / Superb-vascular Imaging |
研究成果の概要 |
本研究は超音波エコー装置による非造影微小血管イメージングSMI定量法を確立することで、SMIに基づく完全無侵襲頸動脈プラーク脆弱性診断法の確立を目的とした。本研究では、SMI信号の定量化とシステムの実装を行った。プラーク内新生血管にみられる信号は心収縮期において観察されるため、SMI上に関心領域を配置して、数分間の信号変化を各1拍分に分割し、5~10心拍分を平均した。平均化された1拍分のデータに対して、関数当てはめ処理をし、関数上のベースラインと最大値の比を、血管内腔およびプラークそれぞれで定量値として算出した。これまで、慢性脳虚血症例数例に対して適用し、定量化可能であることを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、造影剤を用いずに頸動脈プラーク内の新生血管を描出可能とする新たな超音波エコー画像法(SMI)を用い、頸動脈プラーク性状診断法と血行再建術中合併症の危険性を術前予知する方法を開発することを目的とする。近年、動脈硬化巣の脆弱性には新生血管の破綻が関与するとの報告があり、評価法として造影超音波検査用いられている。これまで我々は、造影剤を用いた術前頸動脈超音波エコーの定量化に成功し、脳梗塞予防のため行われる血行再建術後周術期合併症の予知を可能とした。一方で、造影剤投与が困難な患者も存在することから、低侵襲な検査であるSMIの定量化が急務となっている。
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