研究課題/領域番号 |
18K15458
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分52020:神経内科学関連
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研究機関 | 横浜市立大学 |
研究代表者 |
高橋 慶太 横浜市立大学, 附属病院, 助教 (20773740)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | LOTUS / 多発性硬化症 / バイオマーカー / Nogo / Nogo受容体 / 血液バイオマーカー |
研究成果の概要 |
本研究はLOTUSが血液中に存在することを明らかにし、さらに特異抗体を用いた免疫学的な手法を用いることで、血液中LOTUSの濃度を定量的に測定する方法を確立した。そして多発性硬化症の患者検体を用いて血液中LOTUSを測定したところ、病勢に一致した興味深い変動を見出し、血液中のLOTUS濃度の変動がバイオマーカーとして有用であることを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまでに世界中で数多くの神経関連分子が髄液バイオマーカーの候補対象として研究されてきたが、多発性硬化症の臨床で用いられるようになった分子は皆無である。神経機能分子LOTUSが今までに類をみない病勢・病態を反映する新規の血液・髄液バイオマーカーとして有望であることを示した我々の研究は、30年以上も変わらない多発性硬化症の診断と検査法を大きく進歩させ、多発性硬化症の診療・研究を飛躍的に進展させるものである。 また、多発性硬化症が世界的に患者数の多い難病であることを鑑みると、早期治療を可能にする本研究成果は社会への貢献も大きく、さらに本邦発の新たなバイオ産業の創造へとつながる可能性を秘めている。
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