研究課題/領域番号 |
18K15468
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分52020:神経内科学関連
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研究機関 | 東京慈恵会医科大学 |
研究代表者 |
坊野 恵子 東京慈恵会医科大学, 医学部, 助教 (20753320)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | パーキンソン病 / iPS細胞 / エンドソーム / VPS35 / レトロマー / オートファジー / PAKR17 |
研究成果の概要 |
レトロマーはVPS26-VPS29-VPS35 からなる三量体と、sorting nexin二量体が構成するタンパク複合体である。レトロマーは細胞内でエンドソーム小胞の膜上に付着し、積荷タンパクの認識、輸送、エンドソーム小胞の切断などを制御している。VPS35 D620N変異陽性の患者由来iPS細胞を神経系細胞に分化させ解析した。VPS35 D620N変異はエンドソーム機能障害を引き起こし、α-シヌクレイン蓄積、ドパミンニューロン細胞死といったパーキンソン病にみられる病理所見を反映していることを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究結果によりVPS35 D620N変異はエンドソーム機能障害を引き起こし、α-シヌクレイン蓄積、ドパミンニューロン細胞死といったパーキンソン病にみられる病理所見を反映していることが明らかになり、VPS35が構成するタンパク複合体であるレトロマーはパーキンソン病の治療標的となり得ることが示された。
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