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ミエリン・マッピング法と神経突起イメージングを用いて気分障害を弁別する試み

研究課題

研究課題/領域番号 18K15487
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分52030:精神神経科学関連
研究機関大分大学

研究代表者

秦野 浩司  大分大学, 医学部, 准教授 (30516092)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2022-03-31
研究課題ステータス 完了 (2021年度)
配分額 *注記
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2020年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2019年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
キーワードミエリンマップ / 頭部MRI / 双極性障害 / うつ病 / 神経突起画像 / 気分障害 / ミエリン / 神経突起 / なし / 神経棘突起イメージング / 脳画像研究 / ミエリンマッピング / 神経突起イメージング
研究成果の概要

本研究では双極性障害とうつ病の違いを検討することを目的とし、頭部MRIを用いて脳皮質のミエリンや神経突起について評価した。
24名の双極性障害患者と16名のうつ病患者の頭部MRI画像からミエリンマップと神経突起指標マップを作成し統計解析を行った。
罹病期間との交互作用を検討すると、うつ病と比べて双極性障害に傾きが正で、両側の前帯状回、下前頭皮質、右の上頭頂皮質などに有意な領域を認めた。双極性障害では、左半球有意で島皮質や後部帯状回、下頭頂皮質など広範に有意な罹病期間との正の相関を認めた。双極性障害では罹病期間とともに大脳皮質のミエリン構造の変化が進行している可能性が示された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

直接比較で差を認めなかったものの罹病期間との交互作用および相関から、双極性障害においては大脳皮質においてミエリンの進行性の変化が起きている可能性がある。これらの所見が得られた部位におけるミエリンや神経突起に着目することで、今後、双極性障害とうつ病の生物学的な鑑別が可能となる可能性がある。しかしながら、病初期における変化は小さいことが予測されることから困難な可能性はある。今後は、ある程度、罹病期間が長い患者群をあつめてその違いを検討し双極性障害とうつ病のミエリンマップや神経突起画像を用いた鑑別に実用化を図る。

報告書

(5件)
  • 2021 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2021

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] ミエリンマッピングと神経突起イメージングを用いた双極性障害とうつ病の皮質構造の違いの検討2021

    • 著者名/発表者名
      秦野浩司
    • 学会等名
      第117回日本精神神経学会学術総会
    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書

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公開日: 2018-04-23   更新日: 2023-01-30  

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