• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

22q11.2欠失症候群患者における薬剤性パーキンソニズムの発症機序解明

研究課題

研究課題/領域番号 18K15489
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分52030:精神神経科学関連
研究機関鹿児島大学

研究代表者

林 岳宏  鹿児島大学, 医歯学総合研究科, 客員研究員 (40747151)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2022-03-31
研究課題ステータス 完了 (2021年度)
配分額 *注記
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2021年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2020年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2019年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2018年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
キーワード薬剤性パーキンソニズム / 22q11.2欠失症候群 / 抗精神病薬 / 統合失調症 / 遺伝子解析
研究成果の概要

統合失調症症状を呈した22q11.2欠失症候群患者を対象に、欠失部位を中心にコピー数変異解析を行った。Taqman probe を用いた定量的PCR 法により、CNV 解析をおこなったところ、同じ統合失調症症状を呈する患者でも、その欠失部位に違いがみられた。統合失調症症状を呈した22q11.2欠失症候群患者のうち1名は、顕著な薬剤性パーキンソニズムを呈していたが、その患者のみGGT2遺伝子の欠失を認めた。本遺伝子の欠失が薬剤性パーキンソニズムの出現に影響を与えた可能性が示唆されたが、サンプル数が少なくさらなるサンプル収集と解析が必要であると考えられた。

研究成果の学術的意義や社会的意義

統合失調症の治療薬の副作用として、パーキンソニズムが問題である。しかし、薬剤性パーキンソニズムの個体差における分子基盤の解明は十分に解明されていない。ヒト第22番染色体長腕11.2の微細欠失を原因とする症候群である22q11.2欠失症候群患者では、高率に統合失調症症状を呈することが明らかとなっている。今回、統合失調症症状を有する22q11.2欠失症候群患者において、抗精神病薬の反応性の違いに対し、一部の遺伝子が関わっている可能性があることが示唆された。この研究を進めることで、統合失調症治療におけるオーダーメイド医療の発展に寄与できる可能性があると考えられた。

報告書

(5件)
  • 2021 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実施状況報告書

URL: 

公開日: 2018-04-23   更新日: 2023-01-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi