研究課題/領域番号 |
18K15492
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分52030:精神神経科学関連
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研究機関 | 慶應義塾大学 |
研究代表者 |
竹内 啓善 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 講師 (60365377)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 統合失調症 / 抗精神病薬 / 服薬アドヒアランス / 投与回数 / MEMS / 薬物動態 / 遺伝子多型、 / ゲノム薬理学 |
研究成果の概要 |
新型コロナウイルス感染症の影響が大きく、研究対象者の登録状況は現時点で8名、うち4名が完遂、3名が脱落、1名が参加中という状況に留まっている。現時点での進捗状況について報告する。完遂者4名は、女性1名、男性3名、平均年齢42.3歳で、内服している抗精神病薬はオランザピン3名、ハロペリドール1名であった。無作為割り付けは、1名が1日1回投与群に、3名が1日複数回投与群への割り付けとなった。また、脱落者3名の脱落理由に関しては、2名は参加途中での同意撤回、残り1名は参加途中での病状悪化による入院によるものであった。今後も研究を続行していく。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現時点では十分な研究成果が得られていないが、もし本研究で抗精神病薬の1日1回投与による服薬アドヒアランス向上で実証されれば、臨床上の意義は非常に大きい。なぜなら、投与回数を減らすことは日常診療で容易に行える工夫であり、実臨床への適用が即座に可能になるからである。その工夫により服薬アドヒアランスが向上すれば、再発が減り、患者や家族の心理社会的負担と医療費の軽減にもつながる。最も精度の高いMEMSを用いて服薬アドヒアランスを測定する本研究は、世界初の試みであるばかりでなく、精神医学分野における服薬アドヒアランスに関連する研究を大きく飛躍させる可能性を秘め、かつ臨床上重要な意義を有する。
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