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fMRIによる医師の主観的判断の探索~プレコックス感の脳活動~

研究課題

研究課題/領域番号 18K15525
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分52030:精神神経科学関連
研究機関慶應義塾大学

研究代表者

菊地 俊暁  慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 講師 (20365373)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2022-03-31
研究課題ステータス 完了 (2021年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
キーワードプレコックス感 / fMRI / 統合失調症 / 機能的MRI / プレコックス / MRI / 主観
研究成果の概要

プレコックス課題の作成において、入院ならびに外来通院している統合失調症患者、および患者と年齢層ならびに性別をマッチングさせ、精神疾患の既往がない健常者からの動画データを収集した。統合失調症5名、健常者10名から動画を収集したが、医師による統合失調症患者と健常者の判別がほぼ100%可能となった。動画から静止画に切り替えること、反転などの画像を挿入すること、背景の処理を行うことなど、いくつかを検討した。修正した課題についてfMRIの撮像を試みたが、意思決定に関連する脳領域以外の賦活は、少なくとも実施した限定的な条件下では得られていない。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究の今後については、サンプルの増加や、単純に人数を増加させるだけでなくAt risk mental healthの状態にある患者など判断に葛藤を生じさせるような群のリクルートを行い、一定の反応時間を要する課題を作成する必要がある。さらにより重要なことは、本研究の目的は顔貌などから疾患を推定することではなく、医師側に生じる不確実感を明らかにすることであり、当初の将来的な目的の1つに掲げている客観的な診断技術への応用という観点は除外すべきである。患者の人権を守り、stigmaを助長させるものではないことを強調していく必要がある。

報告書

(5件)
  • 2021 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2021

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] デジタル精神療法時代への戸惑いと適応2021

    • 著者名/発表者名
      菊地俊暁
    • 学会等名
      第117回日本精神神経学会学術総会
    • 関連する報告書
      2021 実績報告書

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公開日: 2018-04-23   更新日: 2023-01-30  

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