研究課題/領域番号 |
18K15546
|
研究種目 |
若手研究
|
配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分52040:放射線科学関連
|
研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
小津 賢太郎 大阪大学, 医学部附属病院, 医員 (10650088)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
|
キーワード | 99mTcMIBI心筋シンチグラフィ / 心室頻拍 / カテーテル心筋焼灼術 / 99mTcシンチグラフィ / 遅延電位 / カテ―テル心筋焼灼術 / 99mTcMIBIシンチグラフィ |
研究成果の概要 |
99mTcMIBI心筋シンチグラフィの取り込み率を用いて心室頻拍のカテーテル心筋焼灼術のターゲット電位である遅延電位(late potential ; LP)の局在の予測性を検討した。虚血性心筋症7症例でシンチグラフィとカテーテル心筋焼灼術中の左心室のジオメトリを20分割し相関性を確認した。140領域中54領域にLPは記録でき、分割領域内の平均取り込み率をROC解析を用いて35%をcutoff値とすると(AUC0.89)、感度81%、特異度87%と有意に高度障害心筋内のLPの局在を予測し、99mTcMIBI心筋シンチグラフィの有意な予測性を示し得た。非虚血性心筋症では予測性は乏しかった。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
低左心機能症例に合併することが多い心室頻拍に対し、心室頻拍のカテーテル心筋焼灼術は円滑に行われることが望ましく、ターゲットとする遅延電位の局在を術前に確認できる方法が存在することが重要である。傷害心筋内に存在する心室頻拍の不整脈基質の予測性を示唆されている造影MRIや造影CTを用いることが困難なICD等植込みデバイス装着例や腎機能低下例、重度心機能低下例において、99mTcMIBIシンチグラフィでのviability低下領域を評価することで、心室頻拍の不整脈基質の局在を予測し、円滑なカテーテル心筋焼灼術の施行が可能となりうるものと考える。
|