研究課題/領域番号 |
18K15601
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分52040:放射線科学関連
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研究機関 | 亀田医療大学 |
研究代表者 |
町田 洋一 亀田医療大学, 総合研究所, 客員研究員 (80766494)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 乳癌 / 検診 / MRI / 乳癌検診 / 総合判定 / マンモグラフィ / 超音波検査 |
研究成果の概要 |
2016年4月から2020年3月まで、撮像法と時間を最小限に絞り込んだ乳房MR(短縮型MR)を取り入れた乳がん検診を50名の女性に実施した。その追跡調査の結果、乳がんが2例(浸潤がん、非浸潤がん各1例)確認され、うち1例は検診で短縮型MRでしか確認できなかった。また、マンモグラフィーの偽陽性2例と超音波の偽陽性1例では、短縮型MRが陰性の結果に寄与したが、マンモグラフィー陰性2例と超音波陰性3例では、短縮型MRが偽陽性の結果に寄与していた。 このことから,MR短縮は検診における乳がんの感度を上げる可能性があるが,偽陽性例の増加にも寄与する可能性があることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
当初は乳がんの発症リスクが高い群に限定した短縮MRの有用性検討を行うことを目的としたが、被検者の募集に苦慮したため、発症リスクを問わずに被検者を募る形に変更して検討を行った。短縮MRが乳がん検診の感度向上に寄与しうることは確認できたものの、偽陽性例を増加させる可能性も併せて確認された。短縮MRを広く乳がん検診法の一部として取り入れるにあたっては偽陽性を最小限にするための工夫が必要と考えられる。
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