研究課題/領域番号 |
18K15622
|
研究種目 |
若手研究
|
配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分52040:放射線科学関連
|
研究機関 | 群馬大学 |
研究代表者 |
神沼 拓也 群馬大学, 大学院医学系研究科, 講師 (60599538)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
|
配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
|
キーワード | 放射線 / バイスタンダー効果 / 二次的バイスタンダー効果 / 放射線生物 / バイスタンダー / 重粒子線 |
研究成果の概要 |
重粒子線はDNAの二重鎖切断による修復しがたい損傷を与えることにより高い生物学的効果をもたらすが、DNAが照射されない細胞にも細胞死が起こることが示されている。その機序は未だ明らかにされていないが、照射されていない細胞がその周囲の細胞に対して影響を与える「バイスタンダー効果」が生じることがその一因であるとされている。しかしバイスタンダー効果についてはその機序が完全には解明されていない。 本研究ではバイスタンダー効果を受けた細胞が、さらにその周囲の細胞に対しても影響を与える二次的なバイスタンダー効果を起こす現象について研究し、バイスタンダー効果や二次的バイスタンダー効果の機序を解明しようとした。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
「二次的なバイスタンダー効果」の現象の解明はバイスタンダー効果そのものの機序の解明の一助になると考えられている。二次的なバイスタンダー効果について炭素イオン線などの重粒子線を照射して検討した報告はなく、独創的であると言える。本研究により重粒子線の細胞応答反応の解明の一助になると考えられ、本研究は重粒子線治療の生物学的な根拠の一つとなり、学術的かつ臨床的に意義がある。
|