研究課題/領域番号 |
18K15624
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分52040:放射線科学関連
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研究機関 | 国際医療福祉大学 (2019-2022) 東京大学 (2018) |
研究代表者 |
長谷川 浩章 国際医療福祉大学, 成田保健医療学部, 講師 (20420218)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 超高精細CT / マイクロCT / 海綿骨 / 骨梁構造解析 / 有限要素解析 / 超高精細X線CT装置 |
研究成果の概要 |
超高精細CT装置を用いたX線CT画像は、従来の画像に対して高い空間分解能を有していることから、超高精細CTによる生体内における骨脆弱性評価が生体外マイクロCTによる結果に対して同等であるとの仮説を設けて、これを検証することを目的とした。基準となるマイクロCTから取得された腰椎海綿骨画像を用いて、3次元的骨梁構造形態解析および有限要素解析による生体力学的特性解析を行った。超高精細CTによる測定値に補正を行うことで、超高精細CTを用いてもマイクロCTに対して相関性を有することを明らかにした。CT画像診断検査において、超高精細CTの使用が椎体骨折リスクを評価する上での妥当性を示唆する根拠が得られた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
高精度・非侵襲的な骨梁構造評価の可能性を明らかにすることによって、診療施設においては特殊なマイクロCT装置を必要とせず、CT画像診断検査の中でも骨密度と骨強度の両軸からの骨脆弱性評価が可能となり、包括的な骨折リスク診断の汎用性を向上させるための学術的根拠を示した。対象とした腰椎は力学的負荷が大きく、骨折時は生活の質に大きく影響する。研究の成果は、加齢における骨粗鬆症診断のみならず、ホルモン製剤やステロイド製剤に対する骨代謝・骨リモデリング不均衡の早期検出、整形外科領域における骨再生評価へ展開されることが期待される。
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