研究課題/領域番号 |
18K15634
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分52040:放射線科学関連
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
堀之内 宏樹 神戸大学, 医学研究科, 医学研究員 (50815991)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2021年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2020年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2019年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2018年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | 造影剤減量 / CT Angiography / 4D / 画像処理 / 4D-CT / EVAR術前検査 / 画像加算 / 臨床応用 / 4D CT / 大動脈 / CT / 造影剤 / 画像加算処理 |
研究実績の概要 |
新たな造影剤減量法として多時相(4D)CT画像加算処理技術を用いた造影剤80%減量CTについて、臨床応用に向けての研究を開始した。 大動脈領域において造影剤80%減量4D-CTを撮影し、加算処理にて全大動脈のCT Angiographyを作成するプロトコールを確立し、特に腹部大動脈瘤に対するステントグラフト内挿術(EVAR)の候補症例で、腎機能障害を有し造影剤による腎障害(造影剤腎症)のハイリスク患者を対象として臨床研究を行い、4D-CT画像加算処理技術を使用したステントグラフト内挿術治療計画を目的とした造影剤80%減量CT Angiographyの臨床応用が実現できた。 この研究成果をもとに、大動脈領域における臨床経験を積み重ね、ステントグラフト内挿術だけではなく、人工血管置換術を含めた大動脈疾患治療後の合併症診断における臨床応用も進めていった。具体的にはステントグラフト内挿術後の主な合併症であるエンドリーク(動脈瘤内への残存血流)やロイス・ディーツ症候群を含む結合織疾患に対する人工血管術後の人工血管の劣化に伴う血液の血管外漏出の診断や治療方針の決定に有用であった。従来は侵襲的な血管造影検査が第一選択であったが、4D-CTと画像加算処理技術を組み合わせた非侵襲的な画像診断の臨床的有用性について、国内学会にて発表した。 今後、これまでの研究成果をまとめ、海外雑誌への論文投稿を予定している。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
研究開始当初目標としていた大動脈領域における造影剤を80%減量したCT Angiographyの臨床応用は実現できたが、現在、動体ファントムを用いた基礎的研究の成果について論文作成中である。
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今後の研究の推進方策 |
研究計画として目標としていた大動脈領域における造影剤を80%減量したCT Angiographyの臨床応用は概ね達成できた。現在、動体ファントムを用いた4D-CT画像加算処理技術の基礎的研究の成果について論文作成中である。
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