研究課題/領域番号 |
18K15656
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分52040:放射線科学関連
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研究機関 | 福島県立医科大学 |
研究代表者 |
福田 篤志 福島県立医科大学, 公私立大学の部局等, 准教授 (00811704)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | X線CT装置 / ビーム幅 / 出力測定 / 散乱線 / 半価層測定 / リアルタイム測定器 / CT / 直接線 / 散乱ー直接線比 / X線ビーム幅測定法 / 電離箱式線量計 / X線CT / 空気カーマ / CTDI |
研究成果の概要 |
本研究では,Z軸方向に広いビーム幅をもつX線CT装置の回転中心の自由空気カーマ出力測定において,ビーム幅および回転速度に影響しない出力測定方法を開発し,その評価を行った.また,可搬型フラットパネル検出器を用いて,CT装置のビーム幅を測定する方法を開発し,その評価も行った.さらに,これらの研究から得られた知見を活かし,1回転でCT装置の半価層を測定する新たな手法を開発した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
Z軸方向に広いビーム幅をもつX線CT装置の回転中心の自由空気カーマ出力測定において,ビーム幅および回転速度に影響しない出力測定方法を開発した.本手法によって,測定値の直接線成分と散乱線成分を区分けすることが可能となった.一例として,管電圧が135 kVかつビーム幅が160 mmの際,散乱-直接線比の結果は5.8%であった.この知見を活かし,回転中心の散乱線を減少させ,1回転で半価層を測定する新たな手法を開発した.本手法は散乱線の寄与を下げることが可能であることから,高精度な半価層測定が可能となった.これらの結果は、散乱線の寄与により測定精度が下がる分野において非常に有意義な結果であるといえる。
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