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小児急性ALLにおけるメチル化率のMRD解析への応用

研究課題

研究課題/領域番号 18K15664
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分52050:胎児医学および小児成育学関連
研究機関山梨大学

研究代表者

篠原 珠緒  山梨大学, 大学院総合研究部, 医学研究員 (80747452)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
キーワード小児急性白血病 / 微小残存病変 / MRD / ALL / メチル化 / 急性白血病 / 小児急性リンパ性白血病 / 遺伝子メチル化 / 血液悪性腫瘍
研究成果の概要

データベースにあるBCP-ALL663例、T-ALL101例と、寛解期骨髄86例におけるメチロームデータを対象に約48.5万カ所のCpG配列を分析し、BCP-ALL症例とT-ALL症例のそれぞれに白血病細胞で高いメチル化状態を呈し、かつ、寛解期骨髄で非メチル化状態を呈する領域を複数ヶ所同定した。これらのCpGサイトは細胞株(n=37)ならびに凍結保存初発時臨床検体(n=49)を用いて次世代シークエンサーで解析し、同領域は白血病細胞株でも高いメチル化状態を呈した。
最適なプライマー設計を組み臨床検体で応用予定であったが、プライマー設計に難渋し臨床検体での応用が困難だった。

研究成果の学術的意義や社会的意義

ALLの化学療法において初期治療の反応性をMRDとしてその後の治療に反映させることが国際的なコンセンサスとなっている。しかし、現方法ではMRDの評価が不能な症例が10-20%の割合で存在するため、MRD解析における新たな検査方法の確立が望まれていた。われわれの方法は白血病細胞に特異的なゲノムの異常メチル化が認められる点に注目し、MRDの指標としての可能性について700例を越えるALL症例のメチル化データベースを活用して検討し、その可能性を見出したが臨床検体におけるprimer設計に難渋し応用が困難であった。しかし、MRD解析の方法に関して現行法だけではない可能性を見出したと考える。

報告書

(6件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実施状況報告書

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公開日: 2018-04-23   更新日: 2024-01-30  

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