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難治性腎疾患における骨髄由来間葉系幹細胞を利用した新規治療法の研究開発

研究課題

研究課題/領域番号 18K15665
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分52050:胎児医学および小児成育学関連
研究機関信州大学

研究代表者

松岡 大輔  信州大学, 医学部附属病院, 助教(特定雇用) (90814567)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
研究課題ステータス 完了 (2020年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
キーワード間葉系幹細胞 / アドリアマイシン腎症 / 巣状糸球体硬化症 / 細胞シート / 立方型構造体 / 再生医療 / 3Dプリンター
研究成果の概要

巣状分節性糸球体硬化症(FSGS)は多くがステロイド抵抗性ネフローゼ症候群の経過をとり、最終的に末期腎不全に至る難治性ネフローゼ症候群の代表的疾患である。FSGSの治療法は十分に確立されておらず、ネフローゼ症候群から脱しきれない症例の予後は極めて不良である。本研究は、FSGSモデルとして、アドリアマイシン腎症ラットを用いて、自己脂肪由来間葉系幹細胞を静脈投与、もしくは、積層した細胞シートによる治療効果を評価した。静脈投与による移植と細胞シート移植による尿蛋白抑制効果や腎機能障害抑制効果の有用性は認められなかった。しかし、静脈投与において、組織学的には腎障害を軽減している傾向が示唆された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

アドリアマイシン腎症ラットにおける骨髄や臍帯血由来間葉系幹細胞の他家移植による細胞治療の報告は、国内外で散見される。しかし、治療効果に一定の見解は得られておらず、また、適切な細胞移植方法についても検討された報告がない。本研究の学術的意義は、臨床での実用化を想定した自己脂肪由来間葉系幹細胞による細胞治療の効果を検討した点にある。さらに、静脈投与と細胞シートの細胞移植を実施し、適切な移植方法を検討した点にある。静脈投与において、組織学的に腎障害を軽減する傾向が示され、FSGSに対する新規治療法となる可能性が示唆された。本研究は、難治性腎疾患の新規治療開発研究という点で社会的意義を有している。

報告書

(4件)
  • 2020 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2019

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] アドリアマイシン腎症ラットを用いた自己脂肪由来間葉系細胞移植療法の検討2019

    • 著者名/発表者名
      松岡大輔、今村哲也、道面尚久、石塚修
    • 学会等名
      日本再生医療学会
    • 関連する報告書
      2018 実施状況報告書

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公開日: 2018-04-23   更新日: 2022-01-27  

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