研究成果の概要 |
睡眠は脳の発達に重要な生理機構だが、3歳までの睡眠の問題は後年の発達のリスクを高めるとされている(Touchette E, et al., 2007)。神経発達症(Neurodevelopmental Disorders;NDD)児は定型発達児に比して睡眠の問題を有することが多く(Mindell, & Owens, 2015)、乳幼児期の睡眠の問題は養育困難の重要な因子であり(Morgenthaler TI, 2006)、虐待につながる危険性も否定できない。我々は、後年の発達に影響があるとされる3歳までの睡眠の様子について養育者の回顧を通してNDD児と非NDD児の睡眠の違いを明らかにした。
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