研究課題/領域番号 |
18K15679
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分52050:胎児医学および小児成育学関連
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研究機関 | 宮崎大学 |
研究代表者 |
山田 愛 宮崎大学, 医学部, 助教 (90816688)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 移植関連血栓性微小血管障害 / 造血幹細胞移植(HSCT) / TA-TMA疾患パネル / ターゲットシーケンスキャプチャー法 / 次世代シーケンサー / 低頻度バリアント / 造血幹細胞移植 / 移植関連血栓性微小血管障害(TA-TMA) / TA-TMA / かずさDNA研究所 / ターゲットシーケンス解析 |
研究成果の概要 |
移植関連血栓性微小血管障害(TA-TMA)の予測因子同定のために現在までに既に米国成人の病因として知られる17遺伝子をはじめ、さらに関連する可能性のある23遺伝子を含んだ40遺伝子の解析を行う計画をたてた。宮崎大学のみでは症例数は限定的であり、より多くの検体を得るために近畿大学、横浜市立大学、鹿児島大学との共同研究とし、各施設の医の倫理委員会の承認を得た上で、TA-TMA合併20例ならびに非合併20例のエクソーム解析を行った。TA-TMA合併例で低頻度バリアント(CFHR5, CFHR4, THBD, C1RLなど)を認めたが、統計学的有意差の検証のためにさらなる症例集積を検討中である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
小児の血液腫瘍領域において造血幹細胞移植は大きく予後改善に貢献してきた。一方、予期せぬ致死的合併症が生じることがあるが、TA-TMAは代表的合併症の1つである。TA-TMA発症には何らかの素因を有している患者に、大量化学療法をはじめとする様々なストレス下で血管内皮障害が生じることが端緒と考えられている。TA-TMAの病因となりうる遺伝子バリアントが同定されれば、移植前にスクリーニングを行うことにより予防が可能となり、将来的に造血幹細胞移植を行う患者たちに多くの恩恵が与えられると期待できる。
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