研究課題/領域番号 |
18K15686
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分52050:胎児医学および小児成育学関連
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研究機関 | 慶應義塾大学 |
研究代表者 |
奥野 博庸 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 助教 (70445310)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | iPS細胞 / 視床下部 / Prader-Willi症候群 / メチル化維持機能 / インプリンティング / Prader-Willi sydrome / MeCP2結合領域 / MeCP2 / プラダーウィリー症候群 / プラダー・ウィリー症候群 |
研究成果の概要 |
人体にある様々な細胞が、どのように働くかは、細胞内にあるゲノム情報により制御される。ゲノム情報は、つねに「働いている状態」となっている訳ではなく、「働いている」「やすんでいる」の組み合わせにより、多様な働きが作り出されている。ゲノムの中のchr15q11.2という領域は、脳のはたらきに大きく関わっている。この領域が欠けている患者由来iPS 細胞において、「休んでいる」状態になっているゲノム情報が、「働いている」状態へと勝手に変換しやすくなっていた。人為的に領域欠失させた細胞は、細胞自体を維持するのが難しく、この領域がiPS細胞において極めて重要であると考えられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ゲノム情報が「働いている」「やすんでいる」 は、その領域が「脱メチル化している」「メチル化している」ことが目印として用いられる。さらに15q11.2領域は、父親から受け継いだ領域が「脱メチル化」、母親から受け継いだ領域が「メチル化」された状態になるインプリンティングと呼ばれる領域である。インプリンティングは、どのような仕組みでメチル化状態が決められ、維持されているかについて、未だわかっていない。今回の研究では、そのインプリンティング領域のメチル化状態がどのように決められているかを解明しようとする研究である。
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