研究課題/領域番号 |
18K15718
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分52050:胎児医学および小児成育学関連
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研究機関 | 愛媛大学 |
研究代表者 |
加賀城 真理 (手束 / 手束 真理) 愛媛大学, 医学部附属病院, 医員 (40527511)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 血管腫 / 血管新生阻害剤 / アプタマー / 血管新生阻害 / CBF1アプタマー / 血管新生 / CBF1 / CUL3 / CUL3型ユビキチンE3 / 血管内皮細胞 / ヘマンジオーマ / ユビキチンE3 |
研究成果の概要 |
本研究では研究代表者の所属する研究チームが同定してきたユビキチンリガーゼ足場タンパク質CUL3の制御剤による新しい血管新生阻害剤を開発する事を目的とした。CUL3は、血管新生誘導刺激により、CBF1をポリユビキチン化し分解に導き、血管新生を促進する。従って、CBF1に結合する制御剤は血管新生阻害活性を有すると考えた。そこで、愛媛大学プロテオサイエンスセンター小川敦司らと共同で、CBF1に結合する1本鎖DNAアプタマーをSELEX法により開発した。そのうち、Apt-3と命名したDNAアプタマーが細胞レベルにおいて、Hey2の発現を上昇させ血管新生を阻害する活性を有する事を見出した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
血管腫 (ヘマンジオーマ)は、血管内皮細胞の異常増殖が原因で乳幼児期に発症する。肝臓等の臓器に腫瘍形成が見られる重症例では、外科的手術や肝移植などが必要となる。また、皮膚に腫瘍が形成される軽症例では容姿に影響を与え、患者のQuality of Lifeを低下させる。しかし、その特異的な薬物治療法は確立されていない。本研究が開発した血管新生阻害活性を有するCBF1結合DNAアプタマーはヘマンジオーマを含めた血管新生関連疾患の新しい治療薬のシーズとなる可能性を秘めている。
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